Brain
脳卒中
身体を動かして脳機能に働きかける
手足の運動機能に麻痺などの症状が現れる脳卒中は、リハビリを行い意識的に動かさないと、筋力の低下や動かなくなってしまうなど症状が悪化する場合があります。脳卒中の方のリハビリを行う場合は血圧の測定や気分をお聞きしながら進めるなどお身体の様子に注意を払いながら行っています。動きづらい部分や弱っている筋肉などをリハビリを行うことによって、脳機能に働きかけていきます。
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脳卒中 症状タイプと施術
脳卒中(脳血管障害)は、脳の動脈が詰まったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)して、脳の組織に栄養や酸素が十分に行き渡らずに障害を起こした結果、「手や足の運動麻痺」、「感覚鈍麻」、「ろれつが回らなくなる」、「頭痛」、または「意識の低下」などの症状が出てくる病気です。
その症状の程度や、残される障害(脳卒中後遺症)は、詰まったり破れたりした脳の場所や程度によりさまざまです。
こういった中で、片方の手や足が思い通りに動かない「片麻痺」の状態で寝返りや起き上がり、立ち上がり、または歩行がうまくいかない場合には、リハビリが必要になることがよくあります。
動かないからといって、意識していないとその手足はそのうち脳で勝手に「うごかないもの」と認識してしまうことがあります。 -
フィジオ・リスタートにおける脳卒中の治療
・マスターケアで姿勢を改善させる(血圧測定し気分をお聞きしながら注意して行います)
・PNFやボバースなどのコンセプトを使って、弱っている体幹をしっかりさせる
・PNFやボバースなどのコンセプトを使って、動きづらい手足に働きかける
・徒手療法などで動かさなくなり痛みを発している場所の痛みを和らげる
・歩行や動作を確認して、より良い動作に結びつけるようにエクササイズを行う
・ライフキネティックなどの脳トレーニングを実施して、脳機能に働きかけをする(認知面の向上にもつながります) -
※上記の内容を各種のコンセプトを使い分け、組み合わせて対応します。
・マスターケア
・徒手療法
・筋膜介入
・マッケンジー法
・PNF
・リラクゼーション
まずは意識をして動かそうとしたり、動かない中でも効率の良い動作をおぼえるための練習をしていないと、ますます動きがとれなくなってしまいます。
麻痺がないほうの手足でも、動いていないことで痛みを発したり、関節が固まってしまうこともありますので注意が必要となります。
麻痺がないほうの手足でも、動いていないことで痛みを発したり、関節が固まってしまうこともありますので注意が必要となります。