肩こりは「筋肉の使い方」が原因かもしれません|柏市/我孫子市/流山市

query_builder 2025/06/03
腰痛自律神経肩こり
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~肩甲挙筋と広背筋のアンバランスに着目した根本改善アプローチ~


こんにちは。 千葉県柏市、柏駅西口から徒歩5分「フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院」 院長、理学療法士の菅原寛之です。


あなたは「肩こり=肩の筋肉が固まっているから」「とりあえずマッサージでほぐせばいい」と思っていませんか?


実は、その肩こり、“筋肉の使い方”のバランスが崩れているサインかもしれません。


当院では、国家資格を持つ理学療法士が、肩こりの根本原因に対して「運動学」の観点から評価・アプローチし、再発を防ぐ整体をご提供しています。


今回は、特に重要な筋肉

「肩甲挙筋」と

「広背筋・下部僧帽筋」

の関係を軸に、肩こりの原因と改善法を詳しくご紹介します。

1.肩こりの背景にある“肩甲挙筋”の緊張とは?

肩こりの多くに関係しているのが、肩甲挙筋(けんこうきょきん)という筋肉です。


○肩甲挙筋とは?

首の側面(頚椎)から肩甲骨の内側上部(上角)に伸びている細長い筋肉で、肩甲骨を引き上げる働きを持ちます。


よく僧帽筋上部線維と2大肩こり筋と言われることがあります。


日常生活の中で、こんなときに知らず知らずのうちに使われています。


長時間のデスクワークやスマートフォン操作 寒さや緊張による肩すくめ ストレスによる体の力み 重い荷物を持つ姿勢 頭部前方位(顔が前に出る猫背姿勢) こういった場面では、肩甲挙筋が常に収縮した状態になりがちです。


この“無意識の力み”が続くことで、血行不良・酸素不足が起こり、いわゆる「肩こり」を感じるようになります。

2.“肩甲骨が上がりっぱなし”になる理由

通常、肩甲骨は肩の動きに合わせて上下・内外・回旋といった滑らかな動きをする構造になっています。


しかし、肩甲挙筋ばかりが使われてしまうと、肩甲骨は上に引っ張られたままの状態(挙上位)になり、 次第に動きが悪くなっていきます。


さらに、肩甲骨が挙上したままでは、腕や首まわりの筋肉も引っ張られたり圧迫を受けたりして、 頭痛(後頭部・側頭部の緊張性) 首の可動域制限 眼精疲労 しびれ・違和感 といった二次的な症状を引き起こす可能性もあります。


また、腕を上げるときには本来、肩甲骨は上方回旋(じょうほうかいせん)を伴うのですが、 肩甲挙筋が働きすぎると肩甲骨が下方回旋(かほうかいせん)してしまうので、動きが制限され 腕を上げる動作がしにくくなってしまいます。

3.なぜ「肩甲挙筋」ばかり使ってしまうのか?

人間の体には、筋肉同士が互いにバランスを取り合いながら動いています。


肩甲挙筋と拮抗関係にあるのが、肩甲骨を下に引く(下制する)筋肉群です。 その代表的な筋肉がこちらです。


▶肩甲骨を下げる筋肉たち

広背筋(Latissimus dorsi)  

背中を大きく覆う筋肉で、肩関節の内転・伸展にも関与。


○下部僧帽筋(Lower trapezius)  

肩甲骨を下制・内転させる働きがあり、肩甲骨の安定化に寄与。


○大菱形筋(Rhomboid major)  

肩甲骨を内側に寄せる(内転)ことで姿勢保持に関わる。

これらの筋肉は、肩甲骨を正しいポジションに戻し、肩甲挙筋の働きを抑制する役割を果たします。


しかし、現代人の生活習慣ではこれらの筋肉が使われにくく、機能不全(使えない状態)になっています。


4.肩甲骨を「正しい位置」に戻すだけで、肩こりは激変する

当院では、マッサージなどで表面的な筋肉を緩めるだけではなく、「使うべき筋肉を正しく使えるようにする」ことを重視しています。

具体的には、以下のようなステップで施術を行っています。


◆施術ステップの一例

①【評価】姿勢・肩甲骨の位置・可動域の確認  → 巻き肩や頭部前方位など、全身のバランスからチェック


②【筋膜調整】肩甲挙筋や首まわりの過緊張をリリース  

→ トリガーポイントや筋膜癒着に対して施術


③【関節調整】肩甲胸郭関節や胸鎖関節の動きを整える  

→ 肩甲骨がスムーズに動く土台をつくる


④【促通・活性化】広背筋・下部僧帽筋を神経促通で目覚めさせる  

→ PNFや軽い負荷をかけたアクティベーションで再教育


⑤【動作再教育】正しい肩甲骨の動きを日常動作に反映  

→ 呼吸法、姿勢修正、自宅でできる体操を指導

5.セルフケアでも肩こり予防は可能!

正しい知識に基づいて、使えていない筋肉を日常で「目覚めさせる」ことで、肩こりは予防できます。


ここでは自宅でできる簡単な体操をご紹介します。


【肩甲骨下制・広背筋活性化エクササイズ】

《壁Wポジションエクササイズ》

1.壁に背中、後頭部、骨盤をつけて立つ


2.両腕を“W”の形に曲げて肩の高さに構える


3.肩をすくめずに、肩甲骨を「後ろ・下」に5秒キープ


4.ゆっくり戻す × 10回


※呼吸を止めず、力みすぎずに行うことがポイントです。

このエクササイズは、広背筋や下部僧帽筋を意識的に働かせるために効果的で、“肩甲骨を下げる感覚”をつかむのに非常に有効です。

6.肩こりが「再発しない体」を目指す整体

慢性的な肩こりは、「姿勢が悪いから」「年齢のせい」とあきらめられがちです。 しかし、実際には体の使い方・筋肉の機能不全を正せば、年齢に関係なく改善が可能です。


当院の特徴は以下の点です。

【フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院の整体の特長】

国家資格(理学療法士)による評価と説明


筋膜調整 × 神経促通 × 動作教育の統合アプローチ


血流・関節・筋活動の観点から分析し、根本原因に対応


・改善した状態を維持するためのホームケア指導


・予約制・完全個室で安心・集中できる空間をご用意

7.よくあるご質問

Q:何度もマッサージに行っても良くならなかったのですが…

→ 筋肉の「硬さ」だけではなく、「働くべき筋肉が働いていない」状態が根本原因の可能性があります。

当院ではその評価と改善に力を入れています。


Q:肩こり以外に効果はありますか?

→ はい。姿勢改善・首こり・頭痛・背中の張り・呼吸の浅さなどにもつながり良い影響が出ます。


Q:どれくらい通えばよいですか?

→ 目安としては初回+週1回×4回程度で変化を実感される方が多く、再発予防として月1~2回のメンテナンスを提案しています。    


1回の少し楽になった、というところで終わってしまいますと、また同じ状態に戻りやすくなり、かえって勿体無い結果になることが多いです。

8.まとめ

肩こりは“単なる筋肉の凝り”ではありません。


多くの場合、肩甲骨を挙上させる筋肉が働きすぎ、下げる筋肉が働けていない状態=筋肉のバランスの乱れが本質です。


だからこそ、

「運動学」

「機能解剖学」

の視点から原因を見極め、 使えていない筋肉に目を向けた整体とセルフケア指導で、根本的な改善と再発防止を目指します。

「何年も同じ肩こりに悩まされている…」

「その場しのぎではなく、本当に良くしたい…」

そう思っている方は、ぜひ一度、当院の整体を体験してみてください。


あなたの肩こりの原因と“筋肉の使い方”を一緒に見直していきましょう。


フィジオ・リスタート

ASHITA 血流リハビリ整体院

千葉県柏市あけぼの1−8−9長妻ビル102|柏駅徒歩5分|予約制・個別対応 院長:理学療法士 菅原寛之

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フィジオ・リスタート ASHITA

住所:千葉県柏市あけぼの1-8-9 長妻ビル102

電話番号:050-3708-0417

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