肩こりは「筋肉の使い方」が原因かもしれません|柏市/我孫子市/流山市
~肩甲挙筋と広背筋のアンバランスに着目した根本改善アプローチ~
こんにちは。 千葉県柏市、柏駅西口から徒歩5分「フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院」 院長、理学療法士の菅原寛之です。
あなたは「肩こり=肩の筋肉が固まっているから」「とりあえずマッサージでほぐせばいい」と思っていませんか?
実は、その肩こり、“筋肉の使い方”のバランスが崩れているサインかもしれません。
当院では、国家資格を持つ理学療法士が、肩こりの根本原因に対して「運動学」の観点から評価・アプローチし、再発を防ぐ整体をご提供しています。
今回は、特に重要な筋肉
「肩甲挙筋」と
「広背筋・下部僧帽筋」
の関係を軸に、肩こりの原因と改善法を詳しくご紹介します。
1.肩こりの背景にある“肩甲挙筋”の緊張とは?
肩こりの多くに関係しているのが、肩甲挙筋(けんこうきょきん)という筋肉です。
○肩甲挙筋とは?
首の側面(頚椎)から肩甲骨の内側上部(上角)に伸びている細長い筋肉で、肩甲骨を引き上げる働きを持ちます。
よく僧帽筋上部線維と2大肩こり筋と言われることがあります。
日常生活の中で、こんなときに知らず知らずのうちに使われています。
長時間のデスクワークやスマートフォン操作 寒さや緊張による肩すくめ ストレスによる体の力み 重い荷物を持つ姿勢 頭部前方位(顔が前に出る猫背姿勢) こういった場面では、肩甲挙筋が常に収縮した状態になりがちです。
この“無意識の力み”が続くことで、血行不良・酸素不足が起こり、いわゆる「肩こり」を感じるようになります。
2.“肩甲骨が上がりっぱなし”になる理由
通常、肩甲骨は肩の動きに合わせて上下・内外・回旋といった滑らかな動きをする構造になっています。
しかし、肩甲挙筋ばかりが使われてしまうと、肩甲骨は上に引っ張られたままの状態(挙上位)になり、 次第に動きが悪くなっていきます。
さらに、肩甲骨が挙上したままでは、腕や首まわりの筋肉も引っ張られたり圧迫を受けたりして、 頭痛(後頭部・側頭部の緊張性) 首の可動域制限 眼精疲労 しびれ・違和感 といった二次的な症状を引き起こす可能性もあります。
また、腕を上げるときには本来、肩甲骨は上方回旋(じょうほうかいせん)を伴うのですが、
肩甲挙筋が働きすぎると肩甲骨が下方回旋(かほうかいせん)してしまうので、動きが制限され
腕を上げる動作がしにくくなってしまいます。
3.なぜ「肩甲挙筋」ばかり使ってしまうのか?
人間の体には、筋肉同士が互いにバランスを取り合いながら動いています。
肩甲挙筋と拮抗関係にあるのが、肩甲骨を下に引く(下制する)筋肉群です。 その代表的な筋肉がこちらです。
▶肩甲骨を下げる筋肉たち
○広背筋(Latissimus dorsi)
背中を大きく覆う筋肉で、肩関節の内転・伸展にも関与。
○下部僧帽筋(Lower trapezius)
肩甲骨を下制・内転させる働きがあり、肩甲骨の安定化に寄与。
○大菱形筋(Rhomboid major)
肩甲骨を内側に寄せる(内転)ことで姿勢保持に関わる。
これらの筋肉は、肩甲骨を正しいポジションに戻し、肩甲挙筋の働きを抑制する役割を果たします。
しかし、現代人の生活習慣ではこれらの筋肉が使われにくく、機能不全(使えない状態)になっています。
4.肩甲骨を「正しい位置」に戻すだけで、肩こりは激変する
当院では、マッサージなどで表面的な筋肉を緩めるだけではなく、「使うべき筋肉を正しく使えるようにする」ことを重視しています。
具体的には、以下のようなステップで施術を行っています。
◆施術ステップの一例
①【評価】姿勢・肩甲骨の位置・可動域の確認 → 巻き肩や頭部前方位など、全身のバランスからチェック
②【筋膜調整】肩甲挙筋や首まわりの過緊張をリリース
→ トリガーポイントや筋膜癒着に対して施術
③【関節調整】肩甲胸郭関節や胸鎖関節の動きを整える
→ 肩甲骨がスムーズに動く土台をつくる
④【促通・活性化】広背筋・下部僧帽筋を神経促通で目覚めさせる
→ PNFや軽い負荷をかけたアクティベーションで再教育
⑤【動作再教育】正しい肩甲骨の動きを日常動作に反映
→ 呼吸法、姿勢修正、自宅でできる体操を指導
5.セルフケアでも肩こり予防は可能!
正しい知識に基づいて、使えていない筋肉を日常で「目覚めさせる」ことで、肩こりは予防できます。
ここでは自宅でできる簡単な体操をご紹介します。
【肩甲骨下制・広背筋活性化エクササイズ】
《壁Wポジションエクササイズ》
1.壁に背中、後頭部、骨盤をつけて立つ
2.両腕を“W”の形に曲げて肩の高さに構える
3.肩をすくめずに、肩甲骨を「後ろ・下」に5秒キープ
4.ゆっくり戻す × 10回
※呼吸を止めず、力みすぎずに行うことがポイントです。
このエクササイズは、広背筋や下部僧帽筋を意識的に働かせるために効果的で、“肩甲骨を下げる感覚”をつかむのに非常に有効です。
6.肩こりが「再発しない体」を目指す整体
慢性的な肩こりは、「姿勢が悪いから」「年齢のせい」とあきらめられがちです。 しかし、実際には体の使い方・筋肉の機能不全を正せば、年齢に関係なく改善が可能です。
当院の特徴は以下の点です。
【フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院の整体の特長】
・国家資格(理学療法士)による評価と説明
・筋膜調整 × 神経促通 × 動作教育の統合アプローチ
・血流・関節・筋活動の観点から分析し、根本原因に対応
・改善した状態を維持するためのホームケア指導
・予約制・完全個室で安心・集中できる空間をご用意
7.よくあるご質問
Q:何度もマッサージに行っても良くならなかったのですが…
→ 筋肉の「硬さ」だけではなく、「働くべき筋肉が働いていない」状態が根本原因の可能性があります。
当院ではその評価と改善に力を入れています。
Q:肩こり以外に効果はありますか?
→ はい。姿勢改善・首こり・頭痛・背中の張り・呼吸の浅さなどにもつながり良い影響が出ます。
Q:どれくらい通えばよいですか?
→ 目安としては初回+週1回×4回程度で変化を実感される方が多く、再発予防として月1~2回のメンテナンスを提案しています。
1回の少し楽になった、というところで終わってしまいますと、また同じ状態に戻りやすくなり、かえって勿体無い結果になることが多いです。
8.まとめ
肩こりは“単なる筋肉の凝り”ではありません。
多くの場合、肩甲骨を挙上させる筋肉が働きすぎ、下げる筋肉が働けていない状態=筋肉のバランスの乱れが本質です。
だからこそ、
「運動学」
「機能解剖学」
の視点から原因を見極め、 使えていない筋肉に目を向けた整体とセルフケア指導で、根本的な改善と再発防止を目指します。
「何年も同じ肩こりに悩まされている…」
「その場しのぎではなく、本当に良くしたい…」
そう思っている方は、ぜひ一度、当院の整体を体験してみてください。
あなたの肩こりの原因と“筋肉の使い方”を一緒に見直していきましょう。
フィジオ・リスタート
ASHITA 血流リハビリ整体院
千葉県柏市あけぼの1−8−9長妻ビル102|柏駅徒歩5分|予約制・個別対応
院長:理学療法士 菅原寛之
フィジオ・リスタート ASHITA
住所:千葉県柏市あけぼの1-8-9 長妻ビル102
電話番号:050-3708-0417
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