理学療法士教員経験を活かした最強の「認知症予防整体プログラム」|フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院
なぜ「歩き方」と「血流改善」が認知症予防につながるのか
「最近、物忘れが増えた気がする」「将来、認知症にならないか不安…」――そんな声を、当院に訪れる方からもよく耳にします。
高齢化が進む現代において、認知症は誰にとっても身近な課題です。
薬や治療法の研究も進んでいますが、現時点で「これをすれば必ず防げる」という決定的な方法は存在しません。
しかし、世界的に見ても共通して言われているのは、血流の改善や運動習慣が認知機能の維持に大きく寄与するという事実です。
特に注目されているのが「歩くこと」。
歩行は全身の筋肉をバランスよく使い、心臓から脳へと血液を送り届けるポンプの働きを助けます。
その中心的役割を果たすのが「ふくらはぎ」であり、第二の心臓と呼ばれる所以です。
正しい姿勢でしっかりと足を踏みしめて歩くことで、ふくらはぎの筋肉が効率的に収縮と弛緩を繰り返し、血液を押し上げていきます。
このメカニズムこそが「筋ポンプ作用」です。筋ポンプ作用が十分に機能すると、脳に酸素と栄養が安定して供給され、神経細胞が健康を保ちやすくなります。
しかし、現実には加齢や生活習慣によって筋肉の柔軟性や筋力が低下し、歩き方が崩れてしまう方が少なくありません。
「すり足になっている」
「猫背で前かがみ」
「歩幅が極端に狭い」といった状態では、筋ポンプ作用が十分に発揮されず、脳への血流も滞りがちになります。
その結果、疲れやすさや集中力の低下が現れ、長期的には認知症リスクを高めてしまう可能性があるのです。
そこで当院では、歩き方を根本から改善する「歩き方教室」 を軸にしたプログラムを展開しています。
ただ歩くだけではなく、理学療法士が姿勢・筋肉・関節の状態を評価し、一人ひとりに合わせた指導を行うのが大きな特徴です。
さらに、筋膜リリースや温熱療法で筋肉の柔軟性を高め、スクワットやカーフレイズで筋力を鍛えることで、ポンプ機能をしっかりと引き出します。
つまり、「筋肉を整えるケア」+「正しい動きを身につけるトレーニング」 の両輪で、歩くたびに血流が生まれる身体をつくるのです。
この取り組みには、私自身の経験も深く関わっています。私は理学療法士として20年以上の臨床経験を積み、さらに養成校の教員として6年間、500名を超える学生を指導してきました。
その中で痛感したのは、「運動はただの筋トレではなく、正しい理論と科学的根拠に基づいて行うべきだ」ということです。
学生たちに解剖学や運動学を教え、臨床実習で動作を見極める力を育ててきた経験が、今のプログラムに息づいています。
そしてもう一つ大切にしているのが、効果の「見える化」 です。
当院では、定期的に「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」を取り入れ、実際に認知機能がどのように維持・変化しているかを数値で確認しています。体感だけでなく数値で進捗を示すことで、ご本人だけでなくご家族も安心して継続できますし、医療機関との連携にも役立ちます。
つまり、フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院の認知症予防プログラムは、
1. 独自の血流を生み出す正しい歩き方の習得
2. 筋ポンプ作用を高める筋肉ケアとトレーニング
3. 理学療法士の専門性を活かした科学的アプローチ
4. HDS-Rによる効果判定
これらを組み合わせた「根拠に基づく包括的な取り組み」です。 認知症予防は一朝一夕で成果が出るものではありませんが、正しい方向で継続することで未来の安心をつくることができます。そのための伴走者として、私たちは全力でサポートいたします。
第1章|歩き方教室で「血流を生み出す歩行」を習得する
歩くことは人間にとって最も基本的な運動です。しかし「ただ歩けばいい」というわけではありません。
実際、多くの方が加齢や生活習慣によって歩き方が崩れ、筋肉や関節に負担をかけてしまっています。
すり足、猫背、膝の曲げ伸ばしが乏しい小刻み歩行は、血流を妨げるだけでなく、転倒リスクも高めてしまいます。
特に高齢者に多いこうした歩き方の乱れは、脳への血流不足を招き、結果として認知症のリスク因子にもなり得るのです。
そこで当院が力を入れているのが「歩き方教室」です。
この教室では、理学療法士が一人ひとりの姿勢・筋肉の使い方・関節の動きを丁寧に評価し、その方に合った歩行パターンを再教育します。
単なる体操やウォーキング指導ではなく、「どうすれば効率よく筋肉を使い、歩くたびに血流を生み出せるか」を科学的に指導していくのが特徴です。
1. 筋ポンプ作用を最大限に活かす歩行指導
歩く動作で最も重要なのは「ふくらはぎの筋肉」です。ふくらはぎは血液を下半身から心臓へ送り返すポンプの役割を担っており、「第二の心臓」と呼ばれています。
当院では、この筋ポンプ作用を最大限に発揮できる歩行を徹底的に習得していただきます。
具体的には、 足首の動きを意識する(つま先からかかとへ体重をスムーズに移動させる) 膝と股関節の適切な連動(膝を伸ばしきらず、滑らかな前進運動を生み出す) お尻の大殿筋を使った推進力(腰が落ちず、姿勢が安定する) 体幹と腕振りの連動(歩幅を広げ、リズム感を保つ) これらを段階的に学ぶことで、ただ「歩く」から「血流を生み出す歩き方」へと変化していきます。
2. 認知機能への影響
正しい歩行は、単なる下肢筋力の強化や転倒予防にとどまりません。
歩行動作そのものが脳を刺激し、前頭葉や海馬といった記憶・判断を司る領域の血流を増加させます。
さらに当院の歩き方教室では「デュアルタスク」を取り入れることもあります。
たとえば「歩きながらしりとりをする」「足踏みをしながら3の倍数を数える」といった方法です。
これにより、認知課題と身体運動を同時にこなす力が養われ、認知症予防に有効であることが報告されています。
3. 理学療法士の専門性を活かした指導
私自身、理学療法士養成校で6年間にわたり500名以上の学生を指導してきました。
その経験の中で学んだのは、歩行は単純なようで非常に複雑な運動であるということです。
足首・膝・股関節だけでなく、骨盤や背骨の動きも密接に関わり、筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れると一気に効率が落ちます。
だからこそ、表面的な真似ではなく、正しい理論と実践に基づく教育が不可欠なのです。
当院の歩き方教室では、この教育経験を生かし、患者様に「なぜこの動作が大切か」を分かりやすく解説します。
理解していただいたうえで実践するからこそ、身体にしっかり定着し、効果も長続きします。
4. 継続と効果判定の仕組み
歩き方を変えるには、時間と継続が必要です。
当院では、定期的に「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」を活用し、認知機能の変化を確認しながら進めています。
単に「よく歩けるようになった」という感覚にとどまらず、歩行改善が実際に認知機能の維持や向上につながっているかを数値で確かめることができるのです。
まとめ
歩き方教室は、「正しく歩く技術」を身につけるだけでなく、
血流改善→脳機能活性化→認知症予防
という大きな流れを実現するための基盤です。
理学療法士としての専門知識と教育経験を活かし、科学的根拠に基づいて監修されたプログラムだからこそ、安心して取り組んでいただけます。
第2章|筋ポンプ作用を最大化するケアとトレーニング
私たちの身体の血液循環を支える大きな要素のひとつが「筋ポンプ作用」です。
これは、筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで血管を押し、心臓に血液を送り返す働きのことを指します。
特に下肢の筋肉、なかでもふくらはぎの腓腹筋やヒラメ筋は「第二の心臓」と呼ばれるほど重要な役割を担っています。
この機能がしっかり働くと、全身の血流が改善し、脳へも酸素と栄養が滞りなく供給されるのです。
逆に、筋肉が硬くなっていたり弱っていたりすると、ポンプ作用が低下して脳血流が減少し、認知症リスクの一因となりかねません。
フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院では、この筋ポンプ作用を最大限に高めるために、「ケア」と「トレーニング」 の両面からアプローチを行っています。
1. 筋肉をほぐし、動きを取り戻すケア
筋肉のポンプ作用を活かすには、まず筋肉が柔らかく動くことが前提です。
しかし多くの方が長年の生活習慣や加齢により、ふくらはぎや太もも、股関節周囲の筋肉に硬さを抱えています。
この硬さは血流を阻害し、さらに正しい歩行フォームも妨げてしまいます。
当院では、理学療法に基づいた手技療法や筋膜リリースを用いて、下肢の筋肉を丁寧にほぐします。特に重点を置いているのは以下の部位です。
ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋):下肢の血液を心臓に送り返す要です。
太ももの前面(大腿四頭筋)と後面(ハムストリングス):歩行時の推進力と安定性を支える。
お尻の大殿筋・中殿筋:骨盤の安定と歩行姿勢の維持に不可欠。
さらに、温熱機器を併用し、筋肉の深部を温めることで血管が拡張し、血流改善効果を高めます。
これにより、ケア直後から足の軽さや温かさを実感される方も多いです。
2. ポンプ作用を鍛えるトレーニング
ケアで筋肉が動きやすくなった後は、トレーニングで「血液を送る力」を強化します。
当院で行っている代表的な運動は次の通りです。
カーフレイズ(つま先立ち運動) ふくらはぎの筋肉をダイレクトに鍛え、収縮力を高めます。椅子につかまりながらでも実施可能で、安全かつ効果的です。
スクワット
大腿四頭筋・殿筋を同時に鍛えることで、歩行全体の推進力を強化。下肢全体の筋肉がバランスよく使えるようになります。
片脚立ちバランス訓練
バランス感覚を養うだけでなく、静止中にも筋肉の緊張がポンプ作用を生み出し、下肢の血流促進につながります。
歩行+認知課題のデュアルタスク たとえば「歩きながら3の倍数を言う」「動物の名前を挙げる」など。
身体と脳を同時に使うことで、血流改善と認知機能刺激を両立させます。
これらの運動は単なる筋トレではなく、生活動作に直結した実践的なエクササイズです。
歩行時に自然に筋肉が働き、血流がスムーズに循環する体をつくることを目的としています。
3. 認知症への効果
筋ポンプ作用を高めることは、直接的に脳の健康につながります。
血流が改善することで、記憶や判断を担う海馬や前頭葉の機能が保たれやすくなります。
さらに、運動によって脳内では「BDNF(脳由来神経栄養因子)」という物質が分泌され、神経細胞の新生やシナプス結合の強化を促します。
これはまさに「脳の栄養素」とも言える存在で、認知症予防の鍵とされています。
加えて、下肢の筋力向上とバランス改善は転倒予防につながります。転倒や骨折をきっかけに活動量が減少し、認知機能が急速に低下するケースは少なくありません。
つまり、筋ポンプ作用を鍛えることは 「脳の血流を守る」+「生活の自立を守る」 という二重の意味で認知症予防に効果的なのです。
4. フィジオ・リスタート ASHITA の強み
当院のプログラムは、理学療法士が20年以上の臨床経験と6年間の教育経験を背景に監修しています。
単なる筋トレや一般的なフィットネスではなく、医療的根拠に基づいた安全で効果的な方法を提供できるのが大きな強みです。
また、効果を「体感」だけでなく、長谷川式認知症スケール(HDS-R)などを活用して「見える化」することで、ご本人やご家族に安心して継続いただけます。
まとめ 筋ポンプ作用を活性化することは、脳の血流を守り、認知症予防のための土台を築く重要な取り組みです。
フィジオ・リスタート ASHITA では、筋肉を柔らかく整えるケアと、血流を押し出す力を鍛えるトレーニングを組み合わせ、日常の歩行を「脳を守る運動」へと変えていきます。
認知症を不安に感じている方や、そのご家族にとって、このプログラムは未来の安心をつくる大きな一歩となるはずです。
第3章|理学療法に基づく運動療法と教員経験の活用
フィジオ・リスタート ASHITA のプログラムを特徴づける最大の要素は、単なる体操やリハビリ体験ではなく、理学療法に基づいた専門的な運動療法であるという点です。
私は理学療法士として20年以上の臨床に携わり、その中で整形外科・神経疾患・高齢者リハビリと幅広い症例を経験してきました。
さらに、理学療法士養成校の専任教員として6年間勤務し、500名以上の学生を指導しました。
その経験は、今のプログラム作りにおいて非常に大きな基盤となっています。
1. 理学療法に基づく運動療法の特徴
理学療法の運動療法は、「ただ鍛える」「ただ体を動かす」ものではありません。
解剖学・運動学・神経科学の知識に基づき、その人の身体に合わせて最適な動作を導き出すことを目的としています。
たとえば同じスクワットでも、膝の角度や足幅、体幹の使い方を調整することで効果が大きく変わります。
当院では、この理学療法的視点をもとに、認知症予防に必要な「脳への血流を増やす運動」を安全に指導しています。
さらに、理学療法では「機能的動作」を重視します。
つまり、日常生活に直結する動きを鍛えること。
椅子から立ち上がる、歩く、階段を上る――これらがスムーズにできるようになることが、自立した生活を守り、認知症リスクを下げる要素につながるのです。
2. 教員経験が活かす「わかりやすい指導」
6年間の教育現場で培った大きな強みは、専門的な内容を誰にでも分かりやすく伝える力です。
学生指導では、解剖学や運動学といった難解な知識を、実技や具体例を交えて説明し、理解と実践につなげてきました。
その経験は今、歩き方教室や運動療法指導にそのまま生きています。
たとえば高齢の方に「大殿筋を使ってください」と言っても伝わりません。
ですが「お尻の後ろをしっかり押し出すように立ち上がってみましょう」と伝えれば感覚的に理解できます。
このように、専門性をかみ砕き、身体で理解できるようにする指導が、プログラムの継続率と効果を高めています。
3. 認知症予防に直結する工夫
当院の運動療法では、単なる筋トレに留まらず、認知課題を組み合わせたデュアルタスクを取り入れています。
これは教員時代に「神経系の可塑性(使い続けることで脳が変化する力)」を学生に教えていた経験から導入したものです。
例として、 足踏みしながら「3の倍数を数える」 スクワットをしながら「今日の予定を思い出す」 歩行訓練をしながら「しりとりをする」 といった形です。
これにより、前頭葉や海馬といった認知に関わる脳領域が活性化し、単純運動よりも高い認知症予防効果が期待できます。
また、運動後には血流が増加し、脳内で BDNF(脳由来神経栄養因子) が分泌されます。
BDNFは神経細胞の成長やシナプスの結合を促す物質で、脳の健康を守る重要な役割を果たします。
運動療法を続けることが「脳の栄養」を増やすことにつながるのです。
4. 効果判定とフィードバック
理学療法的なアプローチのもう一つの強みは、効果を測定して次のステップに活かすという点です。
当院では、定期的に「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」を実施し、運動療法が認知機能の維持にどう影響しているかを確認しています。
さらに、歩行速度やバランス、筋力のチェックも行い、科学的根拠に基づいてプログラムを微調整します。 教員時代も「学生が理解しているかどうか」を確認しながら授業を進めていましたが、その姿勢は今も変わりません。
数値や検査で効果を「見える化」し、安心して継続できる環境を整えています。
まとめ
理学療法に基づく運動療法は、単なる運動指導ではなく、科学的根拠に基づいた脳と身体の包括的ケアです。そして、私が養成校での教員経験を通じて培った「専門性をわかりやすく伝える力」「継続的に効果を評価し改善する姿勢」が、プログラムの質をさらに高めています。
フィジオ・リスタート ASHITA の認知症予防プログラムは、
①身体機能を評価して最適な運動を処方する理学療法の専門性
②認知機能を刺激するデュアルタスクの導入
③HDS-Rを用いた効果判定と改善サイクル
④教員経験を活かした分かりやすい指導
これらを融合させた「他にはないプログラム」です。認知症を不安に感じている方、またご家族にとって、安心して取り組める科学的な選択肢となるはずです。
第4章|長谷川式認知症スケール(HDS-R)による効果判定の意義
フィジオ・リスタート ASHITA の認知症予防プログラムでは、定期的に 長谷川式認知症スケール(HDS-R)を取り入れています。
HDS-Rは日本で広く用いられている認知機能のスクリーニング検査で、記憶力、見当識(時間や場所の理解)、言語能力、計算力などを総合的に評価できます。
満点は30点で、20点以下では認知症の疑いがあるとされます。
このシンプルな検査を継続的に行うことで、運動療法や血流改善の効果を客観的に把握することができるのです。
1. 効果を「見える化」する大切さ どんなに良いプログラムであっても、「実際に効果があるのか?」が分からなければ継続のモチベーションは生まれません。
歩行が安定した、足が軽くなったといった体感は大切ですが、それに加えて「数値での変化」を示すことは非常に重要です。
HDS-Rを定期的に実施することで、
①前回より記憶課題の点数が維持できている
②見当識の回答がスムーズになった
③点数の低下が見られない
といった客観的な変化を確認できます。
これはご本人にとっても「続けてよかった」という安心につながり、ご家族にとっても「効果がある取り組みだ」という納得を生みます。
2. 早期発見・早期対応の役割
HDS-Rを導入するもう一つの大きな意義は、認知機能低下の早期発見です。
認知症は早期に気づき、生活習慣や環境を整えることで進行を緩やかにできる可能性があります。
当院で定期的に検査を行うことで、わずかな変化も見逃さず、必要に応じて医療機関への受診を促すことが可能になります。
これはまさに「地域に根ざした健康サポート」としての役割を果たすものです。
3. 血流リハビリ整体・運動療法との連動
HDS-Rの導入は、当院が提供している 歩き方教室・筋ポンプ作用の改善・理学療法に基づいた運動療法 と密接に関わっています。
血流改善や筋肉機能の向上は、直接的に脳への酸素・栄養供給を高め、認知機能維持に効果が期待できます。
例えば、歩行スピードが向上した方にHDS-Rを行った際、記憶課題の点数も維持されていたケースがあります。
これは、身体機能の改善が脳機能に良い影響を与えていることを示唆します。
こうした「身体と脳のリンク」を確認できるのは、HDS-Rを取り入れているからこそです。
4. 定期的な評価の流れ
当院では、HDS-Rを以下のタイミングで実施しています。
初回評価:プログラム開始前にベースラインを確認
3か月ごと:短期的な変化をチェックし、運動プログラムを調整
半年・1年:長期的な維持効果を確認し、今後の目標を設定
このように短期と長期の両方を追跡することで、効果判定を多角的に行えます。点数の推移は記録し、ご本人やご家族にフィードバックしています。
5. 教員経験を活かした説明力
私は理学療法士養成校の教員として、6年間にわたり学生たちに評価方法や臨床推論を指導してきました。
その経験を活かし、HDS-Rの結果をただ「点数」として伝えるのではなく、
「この課題が難しかった理由」
「次回はここを意識してみましょう」
といった具体的な説明を行います。
専門的な評価をわかりやすく伝える力は、教員経験から培った大きな財産です。
まとめ
HDS-Rによる効果判定は、フィジオ・リスタート ASHITA のプログラムを支える重要な柱です。
①効果を「見える化」し、継続のモチベーションを高める
②認知症の早期発見につながり、医療との橋渡しとなる
③身体機能改善と認知機能維持の関係を確認できる
④教員経験を活かし、わかりやすいフィードバックを提供できる
こうして、運動療法や整体による身体へのアプローチと、HDS-Rによる認知機能の確認を組み合わせることで、より安心かつ効果的な認知症予防プログラムを実現しています。
最終章|血流・歩行・理学療法・評価を統合した認知症予防の新しい形
認知症予防には、薬や医療だけでは補いきれない側面があります。
それが「生活習慣」と「運動」です。
どれほど優れた薬があっても、日常的に血流を改善し、脳へ酸素や栄養を届ける仕組みがなければ、脳は本来の力を維持できません。
だからこそ今、世界中で「運動による認知症予防」が注目されているのです。
フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院は、この運動療法を
「血流改善」
「歩き方の再教育」
「筋ポンプ作用の強化」
「理学療法に基づく安全な指導」「HDS-Rによる効果判定」
という5つの柱で体系化しました。
これらを統合的に組み合わせることで、従来の「ただ運動してください」「ただ体を動かせばいい」といった曖昧な方法とは一線を画す、科学的根拠に基づいた認知症予防プログラムを実現しています。
1. 血流を守ることが脳を守る
私たちの脳は、全身の血流のわずか2%の重さしかない臓器でありながら、全身の20%以上の酸素とエネルギーを消費しています。
それほど血流に依存した臓器です。
血流が滞れば、集中力が落ち、記憶力が鈍り、気分の落ち込みさえも起こります。
当院では、整体や温熱療法で筋肉をほぐし、深部血流を改善することで「脳に十分な血液を届ける体」をつくることを第一の目的としています。
血流を守ることは、そのまま脳を守ることにつながります。
2. 正しい歩き方が認知症予防の基盤になる
当院の「歩き方教室」は、ただのウォーキング練習ではありません。
理学療法士が姿勢や関節可動域を評価し、一人ひとりに適した歩行を再教育します。
正しい歩行はふくらはぎをはじめとする下肢筋群のポンプ作用を最大化し、全身循環を活性化します。
歩くたびに血流が生まれる体は、脳に酸素を安定的に届け、認知機能を守る基盤となります。
加えて、デュアルタスク(歩きながら計算や会話を行う)を取り入れることで、前頭葉の活性化が期待できるのも特徴です。
3. 筋ポンプ作用を最大化するケアとトレーニング
血流改善のカギは、ふくらはぎや太ももの筋肉を柔らかく、力強く使えるようにすることです。
当院では筋膜リリースや温熱療法で筋肉の柔軟性を取り戻し、カーフレイズやスクワットで「血液を押し上げる力」を鍛えます。
こうしたケアとトレーニングを組み合わせることで、歩くだけで脳に血液が届く身体を実現します。
さらに、下肢筋力強化は転倒予防にもつながり、活動量の維持を通して認知症進行のリスクを減らす効果もあります。
4. 理学療法に基づく安全で効果的なプログラム
私自身、理学療法士として臨床経験を積み、さらに養成校で6年間教員を務めてきました。500名以上の学生を指導し、解剖学・運動学を「わかりやすく伝える力」を磨いてきました。
その経験を活かし、当院のプログラムでは難しい医学的概念をかみ砕き、ご利用者に実感として理解いただけるように工夫しています。
また、理学療法に基づく運動療法は「生活に活かせる動作」を重視します。
椅子から立つ、歩く、階段を上る――これらをスムーズに行えるようになることは、身体的な自立を守るだけでなく、社会参加や自己肯定感の維持につながります。
結果として、認知症リスクを下げることに直結するのです。
5. HDS-Rによる効果判定で安心を提供
運動療法や整体の効果は、体感だけではなく数値で確認することも大切です。
当院では「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」を定期的に実施し、プログラムが認知機能維持にどのように寄与しているかを客観的に示します。
点数の推移を記録・共有することで、ご本人の安心感、ご家族の納得、そして必要なときには医療機関とのスムーズな連携が可能になります。
この「評価→改善→再評価」のサイクルは、教育現場で学生指導をしていた時と同じです。常に現状を確認し、課題を見つけ、改善を図る――その積み重ねが、安心して続けられるプログラムを支えています。
6. ご家族と地域への貢献
認知症は本人だけの問題ではなく、ご家族にとっても大きな課題です。
当院では、プログラムの成果をわかりやすく説明し、ご家族にも安心していただけるよう努めています。
また、柏市を中心に地域の方々に健康情報を発信し、認知症予防の大切さを広く伝えることも使命だと考えています。
結論|未来の安心を一緒に築く
認知症予防は「今」の生活の中に組み込んでこそ意味があります。
血流を守ること、正しい歩き方を習得すること、筋ポンプ作用を高めること、理学療法に基づいた運動を続けること、そしてHDS-Rで効果を確かめながら前進すること。
これらを一つひとつ積み重ねることで、未来の不安は「安心」へと変わっていきます。
フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院は、理学療法士としての専門性と教育者としての経験を活かし、科学的かつ人に寄り添ったプログラムを監修しています。
認知症に不安を抱えている方、ご家族のためにできる最善のサポートを提供し、健康で自分らしい人生を送れるよう全力で支えてまいります。
フィジオ・リスタート ASHITA
住所:千葉県柏市あけぼの1-8-9 長妻ビル102
電話番号:050-3708-0417
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