【理学療法士が解説】マスターケアに乗るとどうなる？理学療法士が語る5つの効果とは｜フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院 | 柏で整体のプロとして長年培った経験を活かしコラムを発信中です

マスターケアの最大の特徴は、斜めに身体を倒すことで生まれる自重牽引です。これにより、背骨の間に軽いすき間が生まれ、関節や筋肉が無理なくストレッチされます。

この自然な牽引によって、猫背や巻き肩、反り腰などの姿勢不良が整いやすくなるのです。

ただし、姿勢改善の効果を定着させるには、運動療法や生活習慣の見直しといった併用が不可欠です。

マスターケアはあくまで、その「整いやすい状態をつくる」サポート装置とお考えください。

マスターケアによる軽度の牽引は、椎間板への圧を一時的に減らす作用があります。

これにより、慢性的な腰痛や頚部の緊張・こわばりがやわらぎやすくなります。

実際に、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などのケースにおいて、補助的なアプローチとして導入されている整形外科的な実績もあります。 ただし、急性期の強い炎症や脊柱の不安定性、骨折、重度の骨粗鬆症などがある方は、使用を控える必要があります。

専門家による評価が重要です。

マスターケアでは、身体をやや逆さまにした状態をつくることで、重力の影響が変化し、血液やリンパの流れが促進されやすくなります。

このことにより、 ◯筋肉内の老廃物や疲労物質が排出されやすくなる

◯手足のむくみが軽減されやすくなる

◯だるさや疲れを感じにくくなる

といった循環面での変化が期待できます。

当院では、血圧測定や症状の変化をみながら、安全な範囲での使用を心がけています。

マスターケアは、少し頭が下がる姿勢をとることで、自律神経のうち“副交感神経”が優位になりやすいとされています。

副交感神経が優位になると、

◯リラックスしやすくなる

◯呼吸が深くなる

◯睡眠の質が高まりやすくなる

といった効果が期待できます。

エビデンスはまだ発展途上の分野ですが、実際にご利用された方から

「なんだかホッとする」

「寝つきが良くなった」

などのご感想をいただくことも多いです。

マスターケアは、全身の緊張をやさしくほぐすことができるため、その後に行う整体施術やストレッチ、運動療法との相性が非常に良いのが特徴です。

筋肉や関節がゆるんだ状態で施術を受けることで、

◯可動域の改善がよりスムーズになる

◯痛みの軽減が実感しやすくなる

◯姿勢や動作の指導が入りやすくなる

といったメリットが得られます。 当院では、施術の前後にマスターケアを取り入れることで、より高い相乗効果を目指しています。

以下のような方は、マスターケアのご利用を控えていただくか、事前に医療従事者の判断を仰ぐことが必要です。

◯急性の炎症（ぎっくり腰など）

◯脊椎の不安定性や骨折

◯重度の骨粗鬆症

◯高血圧・眼圧異常・心疾患がある方

安全な使用のため、当院では理学療法士の資格を持つスタッフが必ず事前評価を行ってからご案内いたします。

マスターケアは、ただの牽引機器ではありません。 それはまるで、硬くなった心と体に「深呼吸」をさせてくれるような時間。

姿勢を整え、痛みを和らげ、血の巡りを改善する— その先には、“動ける体”と“前向きな気持ち”が待っています。

フィジオ・リスタート ASHITA 血流リハビリ柏整体院では、理学療法士の専門知識を活かし、マスターケアを個別評価にもとづいた最適なタイミングと方法でご提案しています。

「最近、姿勢や腰の状態が気になる」

「整体に行ってもすぐ戻ってしまう」

そんな方は、ぜひ一度、当院でマスターケアを体験してみてください。